梅雨時の体調管理として、今回は誰でも出来る
”痰の絡み”を取り除く自己治療法を書きます。

梅雨時はジメジメして皮膚表面がベトつき
いやな感じをされる方が殆んどだと思います。

同じく身体の中もジメジメしているのが
この季節の特徴です。

梅雨時に痰が出やすいのは
身体が湿気っているから

湿気で身体が怠くなる、痰が出やすい、
咽がスッキリしない、関節が痛む、
食が進まない、むくむ・・・。

これは”湿邪”と言う、湿気の邪気(悪い気)
に侵されている状態です。

そこで、今回は湿邪に有効なツボに”お灸”
で対処してみたいと思います。

陰陽五行の考えで進めると、五臓六腑の嫌う
”五悪”と言う環境があり”湿気”は”脾”
の経絡に属する事になります。

”脾”の働きである食べ物を消化吸収運化する
機能が湿気でやられ失調します。

気血水の循環が鈍り、排泄しなければならない
水が体内で蓄積され”痰”となり”むくみ”
となり症状が出てくるのです。

そこで、今回は”脾”の疾患に代表的なツボを
狙ってお灸をすえてみました。

”三陰交”と言うツボです。足の”内側”くるぶし
から手の指三本位上に上った、脛の骨のキワ
辺りです。

此処、三陰交はツボが電車の駅に例えるなら、
3本の線路である”肝・脾・腎”の経絡が走っています。
三陰交はこの3本の線路の駅が一つのツボとなっている為
非常に効率が良いツボとなります。

東京駅の様な、ローカル線や特急そして新幹線も止まる
主要なツボとなります。

以上を踏まえ、腕力の無い女性が無理に指圧をするよりも、
煙が出ますがお灸を使った治療も家庭で簡単に出来ます。

”三陰交”は婦人系疾患にも特効のツボですので、
覚えておいて損はない場所です。

火の元には、くれぐれも注意を払ってくださいね。