過労による風邪や体調不良を訴えるお客様が多いです。
冬だと冷たい風雨雪に当り肩こりや腰痛その他耳鳴りや
持病の悪化等の様々な体調不良が出やすいので注意が必要です。

基本的に冷たい雨や風に当たらない事が大切です。
それは”風邪” や”寒邪”等の外因と呼ばれる”邪気”に
身体が侵され”気血循環”を妨げるからです。

”寒邪”により身体の温煦作用が鈍り気の巡りや血液循環等が
妨げられさらに身体の内部に邪気が入り込むと心臓や肺等の
五臓を痛めやすくなります。

そうすると急激に風邪を引いたり持病が悪化する事が多いのです。
過労気味の方などは要注意です。

”風邪”と言う風の邪気は次の順序で身体に侵入して来ます。

①”風門”(ふうもん)と言うツボから入ってきます。
肩甲骨近くのよく凝りやすい所に有る”ツボ”の名前です。
この”風門”から風の邪気が入ります

②”風池”(ふうち)と言う後頭部に有るツボに向かいます。
名前の通り”風の池”で風邪が溜まってしまう所です。

③”風府”(ふうふ)と言うツボにたどり着きます。
風府の”府”は幕府の府を意味しますので風邪が集まる所
と解釈します。
場所は後頭部の中心で”ぼんのくぼ”と呼ばれる辺りに有ります。

過労による風邪や体調不良に対するセルフケアー
①入浴で身体を温める。
②背中側の首の付け根を”お灸”や”蒸しタオル”等で温める。
③身体が温まる属性の食材を使った物を食べる。
④手首や足首等を冷やさない様に靴下やマフラー等で保温をする。
⑤首や肩を適度にマッサージして凝らせない。

簡単ですが過労は様々な形で身体の体調不良を
及ぼすのでセルフケアーの方法を書いてみました。